2024/09/22 16:58

この記事では『クライミングバイブル』というアメリカで出版された本で紹介されていたハングボードを使った持久力トレーニングを紹介します。トレーニング自体はシンプルですが、やってみたところかなり効果的です。

なかなかジムに行く時間のない忙しいクライマーのみなさん、自宅でできるクライミングトレーニングを実践して、持久力を維持しましょう。


持久力ハング

このトレーニングの目標はシンプルで、30〜40秒間ぶら下がることです。ポイントは30〜40秒間ぶら下がることができるギリギリのホールドを選ぶことです。実際に試したところ、レスト力があがるトレーニングです。悪いホールドで長時間ぶら下がれるようになるほど、悪いホールドでレストできるようになります。

40秒以上ハングできる場合は簡単すぎるので、より悪いホールドを使用してください。最初は懸垂バーやガバから始めて、できるようになったら徐々に悪いホールドに変えていきましょう。

30〜40秒のハングを1セットとし、1セットごとに2〜3分間しっかり休みましょう。これを4〜6回繰り返します。

トレーニング手順

  • 30〜40秒ぶら下がる
  • 2〜3分休憩
  • 4〜6回繰り返す

実際に試しましたが、レスト力があがるトレーニングかなと思います。悪いホールドで長時間ぶら下がれるようになるほど、悪いホールドでレストできるようになります。


リピーター1

4つまたは5つの異なるホールドを選びます(ポケット、カチ、ガバ、スローパーなど)。

選んだホールドから1つ選んで、7秒ハング→3秒休憩を合計7回繰り返します。これが1セットです。
最後の(7回目の)ハングがギリギリになるようにホールドを調整しましょう。
7回ハングしたあと2〜3分の長めの休憩をとり、残りのグリップポジションに対して繰り返します。

  • 4つホールドを選ぶ
  • そのうち1つ選ぶ
  • 7秒ハング
  • 3秒休憩
  • 7回繰り返す
  • 2〜3分休憩
  • 残りのホールドで繰り返す
これは実際のクライミングを想定しており、負荷に慣れれば慣れるほど持久力がつきます。初めてやったときは腕がパンパンになりました。

リピーター2

苦手なホールドを1つ選び、10秒ハングし→5秒休憩を4回繰り返します。最後のハングがギリギリになるように調整しましょう。
3〜5分の休憩を取った後、さらに3セット行います。このトレーニングはリピーター1より強度が高いものなので、より悪いホールドを選ぶか、重りを使って負荷を調整しましょう。

  • 苦手なホールドを選ぶ
  • 10秒ハング
  • 5秒休憩
  • 4回繰り返す
  • 3〜5分休憩
  • これを合計3回繰り返す
リピーター1と同じように、実際のクライミングを模したインターバルのトレーニングです。続けていくと苦手なホールドへの苦手意識が改善されるのでおすすめです!